【ソウル5日聯合ニュース】消費者が最も多く利用する生活必需品の物価上昇率が昨年、過去最低を記録したことがわかった。これは農畜水産物の価格上昇率が高かったにもかかわらず、原油価格下落の影響で工業製品の物価上昇率が全般的に低かったためと分析される。
統計庁が5日に明らかにしたところによると、昨年の生活物価指数は前年比2.1%上昇し、
関連統計の作成が始まった1996年以降で最低を記録した。
生活物価指数は、消費者物価指数の調査対象となる489品目のうち、一般消費者の購入頻度が高い品目と基本生活必需品152品目を対象に作成され、消費者の体感物価に最も近い指数とされている。
生活物価指数は1996年の6.0%から1998年は11.1%まで上昇後、2004年4.9%、2005年4.1%、2006 rmt ff11
年と2007年がそれぞれ3.1%と下がり続けたが、2008年に原油高の影響を受け、5.4%に上がった。
昨年の生活物価上昇率が低かったのは、原油高の影響で前年度の物価が5.4%まで上昇した反動に加え、国際原油価格が昨年大幅に下がり、物価下落要因に作用したためとみられる。
原油価格は2008年に1バレル当たり平均94ドルだったが、昨年は62ドルと rmt
、34.0%下落した。2005年の韓国銀行の分析よると、原油価格が1%下落する場合、消費者物価は0.02ポイント下がる。
実際にガソリン(マイナス6.0%)、軽油(マイナス13.0%)、灯油(マイナス21.5%)、自動車用液化石油ガス(LPG)(マイナス17.4%)、炊事用LPG(マイナス12.7%)など石油関連製品の価格は10%以上落ち込み、物価上昇の抑
制を主導した。
特に、昨年の生活物価指数上昇率は消費者物価指数上昇率(2.8%)を下回り、指標上では消費者が頻繁に利用する生活品の物価が一般物価より安定したことを意味する。企画財政部関係者は、「石油類の場合、製品全体が消費者物価指数と生活物価指数のどちらの対象にも含まれる。そのため、原油価格下落の影響が生活物価指数により大きく
あらわれ、消費者物価指数上昇率を下回る結果が出る」と説明した。
しかし、政府が発表する生活物価が消費者が実際に肌で感じる物価と少なからず開きがあるとの指摘も出ている。不動産価格が代表的だ。不動産ポータルサイト「不動産114」によると、昨年のアパートの伝貰(保証金を一括で納める住宅賃貸方式)価格はソウルが12.0%、首都圏が7.5%な
どと大幅に上昇したが、統計庁の集計値では1.6%の上昇にすぎなかった。
専門家らは、消費者が食料品価格を基準に物価の変化を感じ取る傾向があるため、全体の物価指数と距離があるとし、生活物価指数がこのような現実を反映できていないため改善の必要性もあると指摘した。
LG経済研究院の呉文碩(オ?ムンソク)経済研究室長は、「昨年は消費者
らが頻繁に購入する農畜水産物が大きく値上がりしたため、消費者らは物価が大幅に上昇したと認識する可能性がある」とし、こうした傾向を反映できるさまざまな指数を開発する必要があると指摘した。
一方、昨年は工業製品やサービス物価が比較的に安定的だった半面、農畜水産物価格が大幅に上昇し、物価上昇を主導した。
魚類、野菜類、果実類な
ど価格変動が大きい51品目を集計した生鮮食品指数上昇率は7.5%で、2004年(8.0%)以来の高水準となった。
品目別ではオレンジ(28.3%)、カレイ(15.7%)、刺し身(3.6%)は上昇率が過去最高を記録し、スケトウダラ(37.1%)、カキ(25.1%)、ピーマン(30.7%)、ミカン(37.9%)、バナナ(24.4%)、ショウガ(73.5%)なども上
昇率が高かった。
【関連記事】
消費者物価2.4%上昇、4か月連続で2%台維持
10月消費者物価2.0%上昇、3か月連続で2%台
9月の消費者物価、2か月連続で2%台上昇
8月の消費者物価2.2%上昇、上げ幅再び拡大
7月の物価上昇率1.6%、9年2か月ぶり低水準
引用元:RMT ワイアード リアルマネートレード総合サイト/
0 件のコメント:
コメントを投稿