前日の雨から一転して好天に恵まれた12日、県内各地で中高生らがさまざまな体験に挑戦した。
◇益田清風高生が病院で看護体験??下呂
看護の日の12日、下呂市幸田の県立下呂温泉病院は市内の県立益田清風高の生徒20人を招いて「ふれあい看護体験」を実施した。生徒は、洗髪やベッドメーキングを通して入院患者と交流を深めた。
近代看護教育の生みの親のナイチンゲールの誕生日にちなんで定められた看護の日に、看護への理解と関心を深めようと同病院が毎年実施している。
この日は、看護系の職業希望者ら男女20人が白衣を着用し、手術室を見学した後、病棟で入院患者の足浴や洗髪、入浴介助などを体験した。午後からは、血圧測定や包帯法などを学び、現場の看護師の話を聞いたり、進路の相談をした。
看護師を希望している熊崎良文さん(3年)は「体験して患者さんとのコミュニケーションの大切さを知った」。桂川みなみさん(3年)は「足浴の介護で声かけの難しさを知り、ためになった」と笑顔で話していた。【宮田正和】
◇岐阜の中学生、154人が田植え??高山
「臥龍桜(がりゅうざくら)」の花が散った高山市一之宮町で12日、岐阜市立梅林中の2年生154人が、まだ水が冷たい田んぼに入って田植え体験をした。
同校の総合的な学習の一環。職業研修として06年から毎年、飛騨高山グリーンツーリズム協議会の企画で農業を体験している。
生徒たちは、短パン姿で約1?5アールの田んぼに入り、コシヒカリの苗を慣れない手つきで植えた。中には、泥に足を取られて転び、全身どろんこになった生徒も。石井美夏さん(13)は「田植えは初めて。腰が痛くなって農家の人の苦労が分かった。田んぼの中は泥がグニュグニュして水が冷たかったが楽しかった」と話していた。
同校の農業研修は2泊3日で、13日は笹ずしづくりなどの食体験の後、畑仕事を体験する予定。【宮田正和】
◇大垣北高生徒にEUが出張授業??大垣
欧州連合(EU)駐日代表部による出張授業「EUがあなたの学校にやってくる」が12日、大垣市中川町の県立大垣北高校体育館で全校生徒953人を対象に開かれた。
日本の高校生にEUについての理解を深めてもらおうと、4年前から加盟国の外交官が全国各地で開催している。この日は、スロバキアのドゥラホミール?シュトス駐日大使が講師を務めた。
シュトス大使は「EUの成り立ちとスロバキア」と題してEUの歴史や加盟国、成果などを映像を交えて紹介。「日本も民主主義と人権を大事にしている。仲良くやっていける」と語りかけた。
生徒からは「スイスなどはなぜEUに加盟していないのか」との質問が出た。続いてシュトス大使がスロバキアについて「首都は」「サッカーのワールドカップ南アフリカ大会に出場するか」などの問題を出し、回答者にはスロバキアの民芸品をプレゼントした。【子林光和】
5月13日朝刊
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引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト
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