2010年11月26日金曜日

Khronos,テッセレーションに対応した「OpenGL 4.0」を


Khronos Group、OpenGL 4.0 を発表
テセレーション、高品質を実現する倍精度、パフォーマンス及びフレキシブルな拡張機能を提供する オープン?スタンダード API の最新バージョン

2010 年 3 月 12 日(米国時間 3 月 11 日) - 米サンフランシスコ、GDC 2010 - オープンでロイヤリティ無料の業界標準 API 仕様の策定と開発支援を行うKhronos Group (クロノス?グループ、以下: クロノス)は、パーソナル?コンピュータ及びワークステーションといったデスクトップ?クロスプラットフォームに対応し、業界で最も幅広く採用されているロイヤリティ無料の 2D/3D グラフィックス API「OpenGL」の最新バージョン「OpenGL 4.0」を発表しました。OpenGL の継続的かつ迅速なバージョンアップは、グラフィックス?デベロッパに、幅広い OS 及びプラットフォーム上で最先端のGPU機能を容易に活用可能とするものです。OpenGL 4.0の仕様は、クロノスのWebサイトからダウンロード入手いただけます(http://www.opengl.org/registry)。

クロノスの OpenGL ARB(Architecture Review Board)ワーキング?グループによって仕様策定された OpenGL 4.0 には、デベロッパに最高レベルのグラフィックス品質や処理性能、プログラムのフレキシビリティをサポートする最新の GPU アクセラレーションを利用可能とする、OpenGL シェーディング言語「GLSL 4.0」が含まれます。
OpenGL 4.0 は、強力なコンピューティング性能を必要とするビジュアル?アプリケーション向けの OpenCL に対応した、クロス?インターオペラビリティの改善がなされています。OpenGL 4.0 は、OpenGL 3.2 ではじめてサポートしたCore 及び Compatibility プロファイルをサポートするほか、デベロッパが市場のニーズに応じて最新の APIの使用または、従来の OpenGL コードのために下位互換性の保持をサポートします。

OpenGL 4.0 の主な機能は次のとおりです。
  • GPU に CPU からのオフロードのジオメトリ?テセレーションを可能とする、二つの新シェーダー?ステージ
  • 増大するレンダリング品質やアンチ?エイリアスのフレキシビリティに対応する、サンプルごとのフラグメント?シェーダー及びプログラム可能なフラグメント?シェーダー入力
  • CPU が関与せずに、OpenGL または OpenCL といったほかの API によって生成されたデータの描画
  • 増大するプログラミングのフレキシビリティに対応するシェーダー?サブルーチン
  • 「サンプル?オブジェクト」と呼ばれる新オブジェクト?コードの追加による、テクスチャの状態とデータの分離
  • 増大するレンダリングの精度及び品質に応える、64 ビット倍精度浮動小数点シェーダー演算、入出力
  • インスタンス?ジオメトリ?シェーダー、インスタンス?アレイ及び新タイマー?クエリーを含む性能の改善

クロノスは、OpenGL 4.0 と同時にアプリケーション?デベロッパに最大限のフレキシビリティと、プラットフォームへの対応を提供するため、既存バージョンの GPU ハードウェア上で OpenGL 4.0 機能を最大限サポートする ARB エクステンション「OpenGL 3.3」を発表しました。OpenGL 3.3 の仕様は、クロノス Web サイトからダウンロード入手いただけます(http://www.opengl.org/registry)。

OpenGL 4.0 の発表について、AMD のデザイン?エンジニアリング担当バイス?プレジデントを務める Ben Bar-Haim 氏はこうコメントしています。「AMD は OpenGL ARB にとって、OpenGL 4.0 の発表は極めて重要な決定事項だと思います。AMD は、クロノスのワーキング?グループでの活動を通して、OpenGL や OpenCL といったオープンな標準 APIの健全な開発、発展、成功が継続するよう、クロノスを支援します。」

クロノス?グループのプレジデントであり、NVIDIAのバイス?プレジデントを務める Neil Trevettはこうコメントしています。「ARB のスケジュールに基づいて発表された OpenGL 4.0 は、デベロッパに完全な下位互換性を保持したまま、マルチプラットフォーム場で最先端のGPU機能を活用可能とする重大な発表です。OpenGLは、高性能かつ高度にプログラミング可能なグラフィックスを、モバイル?プラットフォームやWebにもたらすOpenGL ES及びWebGLに革新をもたらすと同時に、アプリケーション?デベロッパに対するシームレスなビジュアル/コンピュート?プラットフォームを作るOpenCLのインターオペラビリティの先導役として、クロノスのAPIエコシステムにおける中心的な役割を果たし続けます。」

Khronos Group:http://www.opengl.org/
引用元:RMT(リアルマネートレード)専門サイト『RMTワンファースト』

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